「Word文書の所定の箇所に、今日の日付を自動入力」
において、和暦日付のことを書きました。
Format(Date, "ggge年m月d日")
というコードを書けば、今日の日付が、和暦(平成〇年〇月〇日)で表示されるという内容です。
その記事中、
の記述部分は、誤った内容のものでした。
"ggge"というのは、「平成」の書式指定文字ではなく、和暦の元号と年を表示する書式指定文字でした(申し訳ありません。)
値次第では、「平成」のみでなく、「昭和」も、「大正」も、「明治」だって表示されます。
試しに、
Selection.Range.InsertAfter Format(1000, "ggge年m月d日")
とすると、Word文書のカーソル位置に、「明治35年9月26日」の文字列が出てきます。
Selection.Range.InsertAfter Format(5000, "ggge年m月d日")
とすると、「大正2年9月8日」と出てきます。
さらに試しに、未来日付のシリアル値を入れてみました。
Selection.Range.InsertAfter Format(40000, "ggge年m月d日")
とすると、「平成48年11月21日」と出てきます。
それでは、2019年の改元に伴って、PCユーザが何か作業をする必要があるのか、っていうと、なさそうです。
VBA(Visual Basic for Application)の側が、改元に対応する必要があるので、その対応作業は Microsoft が行うことになります。
2109年の改元に伴うVBAの修正は、Windows Updateを介して行われるようなので、それを待つことになります。サポートの切れた、Word2007などに対しては、おそらく更新は来ないでしょう。
なお、
Selection.Range.InsertAfter Format(40000, "ggge年m月d日")
と、「平成31年5月1日」を超える値を入れたら、もしかしたら
「新元号〇年〇月〇日」 みたいな文字列
が出てくるんじゃないか、と期待が半分でした。
しかし、さすがに現時点では未対応です。
上記のとおり出てきたのは、「平成48年11月21日」でした。
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では、また。
《2019年5月7日追記》
MS_Officeが新元号「令和」対応した記事は、
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