昨日、MOディスク(エム・オー・ディスク)の記事を書きました。
私がデータのバックアップ手段にMOディスクを選び、MOドライブが現在ではほとんど製造されていないという状況の中でも、いまだにMOディスクを捨てきれないのには、理由があります。
なぜ私が今でもMOディスクを手放せないのか、ごく簡単に、その理由を書きましょう。
デジタルデータは、大量の情報であっても、ごく簡単に複製が可能です。ドラッグ&ドロップという簡単操作で、コピーができます。
紙媒体などの情報をコピーするのに比べれば、手間がかかりません。
しかも、いくら複製を重ねても、一切データの劣化が生じない、というのがデジタルデータの大きな特徴、強みです。写真などは特にそうですね。
しかし、データそのものは劣化させることなく複製できるとしても、そのデータの入れ物、つまり記録媒体は、当たり前ですが物理的な物質です。
そして、その記録媒体は、意外に寿命が短いということは、すでに周知のとおりです。
データを格納している入れ物、媒体の寿命が尽きれば、中身のデータそのものを失うことになります。
また、媒体そのものは表面上、損傷がなくても、よく起きるのが、データを取り出そうとしたときに読み込みができないという、「読み込みエラー」の発生です。これが起きれば、データを失う結果となるから、絶句、となるわけです。
では、各媒体の寿命は、いったいどれくらいなのか。
【第1】 光ディスク
その寿命は早ければ5年、よく持ったとしても20年です。
記録層に使われている色素は紫外線に弱くて、短命メディアなのです。保管状況によっては、わずか5年しか持ちませんから。
【第2】 フラッシュメモリ
書き込み、消去の繰り返しに弱く、一定回数の繰り返しでデータ読み出しができなくなってしまいます。
CD-Rなどより短命で、5年~10年で寿命を迎えます。
【第3】 ハードディスク
平均寿命よりずっと長持ちするハードディスクもたまにありますが、「昨日まで正常だったのに、ある日突然」という悲劇がよく起きます。
【第4】 光磁気ディスク
媒体を磁化する点では磁気ディスクと似ているが、記録層が常温ではほとんど磁化されず、これを熱して磁化する点に特徴があります。熱して磁気記録がなされるので、常温では、データ保存能力に優れています。
50年もの長期保存だって可能、とされています(理論値ですが)。

私が、データのバックアップに、いまだMOディスクを使っている理由は、これです。"長期保存能力"なのです。
MOに対しては、保存容量が640MBで小さすぎるという批判があります。容量が小さいためもあって、市場から消えてしまったのだろうと思われます。
しかし、私が個人的に扱うデータのバックアップ用途として、1枚640MBの容量は十分です。いえ、むしろ十分過ぎます。しかも、MOディスクは大量に、全部で50枚ほども持っています。さらに、収納しているデータで不要になったものは簡単に消去できるから、空き容量を増やすこともできます。
大切なデータは、MOに入れておくと長期保存が可能となります。
残念ながらMOドライブは、現在ではほぼ製造中止になっています。そのため、MOディスクに入れたデータを取り出したいけれども、ドライブがないので取り出せない、という方もいらっしゃるかもしれませんね。
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それでは、また次の記事で。
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《2022年5月22日追記》
お役所の公的な仕事で、令和の時代に、フロッピーディスクが使われていることが発覚
goosyun.hatenablog.jp
