1 LibreOfficeへの乗り換え
Microsof Office のサポート終了を機に、自宅では、無料Officeである LibreOffice (リブレオフィス)に乗り換えることにしました。
Microsof Office のWordやExcelには、マクロの機能があり、便利に使っていました。
では、LibreOffice には、マクロはないのでしょうか。
いえいえ、LibreOffice にもありますよぉ。LibreOffice のワープロソフト Writer や、表計算ソフト Calc でも、マクロがばっちり使えます。Microsoft製品と同等のものが備わっています。
そのマクロとはいったい何なのか、どういった働きをするんでしょうか。ここに、その概要を簡単に掲載しておきます。これを読んでマクロの便利さに触れて、ぜひその気になってください。ひっじょぉ~に便利ですから。
2 マクロの機能
マクロとは、ワープロソフトや、表計算ソフトの操作を自動化する機能のことです。マクロを使うと、手作業による操作が自動処理できるようになります。
表計算ソフトで、複雑な操作を繰り返し実行したり、似たような作業を毎日強いられる、なんてことがあります。数値を合計して、その合計が一定の数以上か未満なのかを見分けて、一定数以上ならば色を付けて目立つようにする。そんな単純な作業であっても、膨大な量のデータだったり、また毎日繰り返す必要があったりすると、さすがにうんざりするものです。
「マクロ」とは、そのように人間が手作業で行う操作を、PC(コンピュータ)が人間に代わって自動で実行してくれる機能です。一つ一つの手作業が不要となり、ボタンを1回クリックするだけで、自動であっという間に実行(処理)してくれます。このように、マクロは非常に便利な機能です。
マクロの利用例を、参考に提示します。
次の掲載画のような、成績表があります。

上掲の成績表について、各生徒の各科目点数の合計を出し、1300点以上の生徒を選び出し、色を付けたいとします。
このような作業は、もちろん手作業でもできますが、マクロでもできます。
次の掲載画のように、ボタンのクリック一つでコンピュータが自動でやってくれます。

マクロの実行の結果、各生徒の科目点数の集計作業が行われて、成績表の「合計」列に書き込まれています。しかも、1300点以上の生徒が選び出されて色が付いています。
ここに掲載の事例は、わずか10人の生徒のデータなので、手作業でやっても大したことはないのですが、何百人や何千人、場合によっては何万人というデータの場合はマクロが威力を発揮します。
マクロの実体は、下図のように、処理内容をテキストで記述したものです。このように、マクロ(プログラミング)言語を使って記述します。

こういうのを最初から書けるわけではないので、プログラミング言語を覚えて、文法を理解する学習コストは確かに必要です。最初はですね。
・・・ですが、いったん書き方を覚えて、いったんプログラムとして書いておきさえすれば、後は、自動実行されます。
3 マクロの特徴
以上のように、マクロには、次の特徴があります。
【1】繰り返し定型処理を自動化
マクロを使うと、複数の処理を1つの処理としてひとまとめにできます。そして、マウスで1回クリックするだけで、そうした複数の処理を連続的に、しかも自動でやってのけます。各生徒の点数の合計作業と、一定点以上の色付け作業が、連続的に自動処理されます。
しかも、どんなに膨大なデータであろうと、コンピュータですから、律儀に最後までやってのけます。人間のように、途中で弱音を吐いたり泣き声をあげたりはしません。
【2】セルの内容に応じた処理を実行
マクロのすごいところは、状況に応じた処理を実行できることです。成績処理において、基準点以上の生徒をピックアップして、その生徒にのみに色付けをするような処理です。このようにマクロは、何点以上かそれ未満かを見分ける状況判断ができます。専門家ぶると、状況判断のことを「条件分岐」という言い方をします。セルの内容に応じた振る舞いのことです。
コンピュータは入力数値を正確に判断するので、人間のような判断誤りが混じることはありません。
【3】すばやい効率的な処理
膨大な量のデータ処理を、人間が一つ一つ手作業で行うと、かなりの時間がかかってしまいます。それがマクロだと、一瞬で終わってしまうので、ものすごい効率化になります。たとえ、何万件といったデータ処理であっても、マクロ処理は一瞬です。
4 まとめ(マクロの勧め)
このように、(1) 繰り返し処理と、(2) 状況判断(条件分岐)処理ができることがマクロの大きな特徴です。それによって、膨大なデータであっても、(3) 迅速に処理できることが大きな長所です。
人間による手作業が不要でコンピュータがやってくれるし、あっという間、瞬間的に終わるので、楽をすることができます。また、人間が犯しがちな見間違い、打ち間違い、勘違いといった誤りを防ぐことができます。「あぁ、やってもぉたぁ」なんてミスを防止できます。
ということなので、マクロが使えるということは、大きな武器になります。マクロ使いは、人よりちょっと抜きん出た人材となります。
それではまた次の記事で。
goosyun
