つれづれ電脳記(日くらしPCに向かひて)

つれづれなるままに、日くらしPCに向かひて、その悪戦苦闘ぶりをそこはかとなく書き付くるおじさん。たまに雑談[管理人:goosyun]

つれづれなるままに、日くらしPCに向かひて、デジタル関係の悪戦苦闘ぶりをそこはかとなく書き付くるおじさんです。
たまに雑談してます。連絡・問い合わせフォームは、ページ最下部に置いています。[著者(運営人):goosyun]

(当ブログには本文中に広告リンクが含まれています。)

テキストエディターを使うメリット そんなん必要あんの?


 先日から、連日のようにテキストエディタのことをブログ記事にしています。
 そしたら、ある方から
テキストエディター」って、何のために使うの?
っていう趣旨の質問をいただきました。



 その方がくださったのが、次のコメントです。
「なんにもわかってないのですが、文字入力ならばパソコン内蔵の変換で十分な気がしてしまいます?
他に何か使い勝手がいいのでしょうね? それとも、遊び心を刺激するソフトなのですか?」


 この疑問、十分過ぎるほどに分かります。
 私自身、テキストエディターを使うまでは、同じような考えでいましたから。

 文字入力だけならば、何も特別なソフトは必要ないんじゃねぇ?
 単なる文字の打ち込みだけだよな。
 なんで、そんためにソフトをインストールするの?わざわざ・・・。
 訳、分かんねぇよ。
って。
 これ、ごもっともな意見です。確かにそう思えます。

 だって、何も特別な用意をしなくっても、PCでの文字入力は、最初っからできますから。
 キーボードでキーを打ちさえすれば、文字入力ができますから。
 さらに、Googleドキュメントのように、無料で使えるワープロさえもあるし。
 
 ごもっともな意見ではありますが、それでもやはり、「テキストエディター」っていうソフト(アプリケーションソフト)を使う意義というか、メリットはあります(・・・・と、私は、思っています。)。

 エディット(edit)とは、「編集する」という意味です。
 ですから、エディター(editor)とは、「編集の道具」ということになります。
 テキスト(text)は、「文字」です。
 よって、テキストエディターは、文字を編集する道具、文章編集ツールです。

 この文字通りその名の通りテキストエディターはまさに、
ただひたすら、文字を入力するため」のソフトです。
 
 テキストエディターがプログラミングに利用されるのも、このためです。プログラミングとは、プログラムのコードを書いていく作業です。プログラムのコードは、テキストだけでできています。文字修飾や、段落設定などは一切不要です。

 ブログ記事を書くなどのような、ライティング作業テキストエディターが利用されるのも、これと同じ理由です。ブログ原稿で必要なのは、もっぱら「文章」つまり「文字」です。「文字」情報(テキスト)だけが必要で、他のことは不要です。余計な機能は必要なくて、早く文字打ちができることの方が大事です。
 でき上がったテキストによる原稿を、ブログ編集画面に貼り付けて、必要なタグを入れていくのが効率的です。

 そりゃぁ、ワープロソフトでもテキストファイルの作成、保存はできます。けれども、ワープロソフトでは、文字に色を付けたり、文字の大きさを一部分変えたりなどの文字修飾(フォント設定)ができます。また、文書の一部分を、中央揃えにしたり、右揃えにするなどの編集(段落設定)もできます。さらには、写真・画像を付け加え、表を挿入したりなどもできます。チラシなど、案内文書を作成するには、ワープロソフトがないとできません。
 つまりワープロソフトは、文字入力以外のことまで、多機能にできるソフトです。多種多様な機能が、いろいろと装備されています。それらの機能を実行するためのツールアイコンなどがたくさん備わっています。Wordのリボンがそうなっています。
 目的がテキスト作成だけであれば、かえってこれらの機能やアイコンは煩わしい、となるのです。

 これに対し、テキストエディターは、文字入力に特化したソフトです。文字に色を付けるなどの修飾機能がない、そのアイコンがない、そのために画面がスッキリとしています。文字入力のためだけの、いさぎよい作りになっています。
 その反面で、文字入力のための機能はかなり充実しています。
 例示すると、文字検索や置換などでは、いろんな種類の検索や置換ができるようになっています。
 プログラミング作業にテキストエディター使うと、単語の色分け機能や補完機能もあって便利です。
 つまり、「餅は餅屋」ということです。

 文字(テキスト)情報を打ち込むのならば、それ専用のソフトが便利ってことです。
  「なくてもできる」
 けど、
  「あればあったで便利」
なのです。
 そして、いったんその便利さに味をしめれば、
  「なくては困る」
ってことになります。

 さらにこれが重宝されるのが、テキストエディターで生成されるテキストファイルの特質です。テキストファイルは余計な情報がない、ある意味特殊なファイルです。必要最低限の情報しか保持しないのが、かえって長所になるのです。どういうことかというと、シンプルなデータなので、何にでも適応できるという特色があるのです。
 それによって、ワープロソフトはもちろん、表計算ソフト、さらにデータベースソフトにも取り込んで利用できるのです。同じワープロソフトであっても、Wordにも、一太郎にも適応できます。WEBページにも使えます。
 このように、テキストは、シンプルイズベストなファイルです。そのテキストを生成するには、やはりテキストエディターが適しています。

 私も、あるときから、テキストエディターを使い始めました。使い始めたのは、もう、ずいぶん昔のことです。
 「TeraPad」っていう名前のテキストエディターです。文章入力のための機能は充実しているし、文字修飾などの余計な機能はないしで、テキストファイル作成には向いています。やはり、便利です。
 それ以来、テキストエディターは、手放せない存在となりました。
 新しいPCを購入するたびに、何はさておいても、真っ先に入れるソフトは「TeraPad」です。
 先日、テキストエディターを、「TeraPad」から「サクラエディタ」に乗り換えました。ですから、これからは、サクラエディタを使っていくことになりそうです。
 PCを変えるたんびに、必ず「サクラエディタ」をインストールすることになるでしょう。

 なお、現在のようにPCが高スペックになる前の時代は、ワープロソフトは動きが重く、起動にも時間を要していました。それに対し、テキストエディターは動きが軽く、PCメモリもそれほど多く必要としませんでした。このことも、テキストエディターを使う重要なメリットに数えられていました。けど現代では、この面で、ワープロとエディタとの差はなくなっています。最近はPCが高スペックになり、ワープロソフトもサクサク動くようになりましたから。

 
 「TeraPad」や「サクラエディタ」は無料です。テキストエディターの多くは、無料で提供されています。
 さらに、「TeraPad」ではインストールさえも不要で、レジストリを汚すこともありません。
 テキストエディターがどういうものか知りたいならば、気軽に使ってみてはいかがでしょう。試してみるのに、ハードル高くありません。
 「自分に合わない」と分かれば、すぐに止めればいいだけの話です。
 試してみるだけのために、気軽に使い始めたけれども、逆に、手放せなくなる人も多くいます。



 余談ですが、Windowsに付属している「メモ帳」もテキストエディターの一種ではあります。けど、これはあまりにも貧弱です。文字どおりメモ帳としての利用ぐらいでしょう。行間が詰まり過ぎていて、私は使う気になれません。


 サクラエディタの関連は、次の各記事をご覧ください。

 サクラエディタも試してみますか
 サクラエディタのインストール
 サクラエディタを自分好みに設定
 テキストエディタを持ち運ぶ
 サクラエディタのマクロ実行方法

それでは、また次の記事で
goosyun