我が家には多くのWindows10PCがあり、昨日(2025年4月18日)、その内の1台のOSをLinuxに入れ替えました。入れたOSは、Linuxディストリビューションの一つ、Ubuntu24.04.2LTSです。
大きなトラブルもなく、割と順調にインストールが完了しました。
ただ、大きなトラブルはなかったものの、小さな不具合は2つ,3つ出てきました。そうした類は、コンピューターの設定作業にはつきものです。大きなトラブルでなければ、そうした問題を解決していくのも、また楽しいものです。
Ubuntuインストール関係のことは、
⇒ こちらの記事をご覧ください。
インストールの後に行うべき作業として、システムというか、パッケージのアップデートがあります。
パッケージには、Ubuntuでは「Debianパッケージ」と「Snapパッケージ」があります。
「Ubuntu日和」というWebサイトがあるのですが、そこにSnapパッケージのアップデートに関して、次の解説が掲載されています。
《以下、「Ubuntu日和」からの引用》
「Snapパッケージだが、こちらはインストール中にはアップデートされず、またインストール後も仕様により即座のアップデートは適用されない。ということは問答無用で古いFirefoxを使用することになるので、百害あって一利なしだ。というわけで速やかにアップデートを適用しよう。
Snapパッケージは「アプリセンター」からアップデートする。左側にあるドックの上から3番目、「A」と書かれたショッピングバッグみたいなアイコンをクリックし、左下の「管理」をクリックする。「Update all」をクリックしてパスワードを入力すると、リストにあるSnapパッケージがアップデートされる。アップデートが完了してからFirefoxを起動しよう。」 《以上、引用終わり》
Ubuntuのインストール直後に、上記の解説に従って、Snapパッケージのアップデートをすることにしました。
画面左側のドックに縦方向に並んだアイコンの中の「アプリセンター」アイコンは、「あ、これだな。」とすぐに分かりました。上記の解説のとおり、ショッピングバッグの絵にアルファベットの「A」が描かれています。
ところが、その「アプリセンター」を起動させるために、アイコンをクリックするのですが、反応がありません。反応が全くないというわけでもなくて、アイコン横に一瞬、赤いドットみたいなのが現れます。ただ、そのドットはすぐに消えてしまい、アプリは起動しません。
そもそも、「アプリセンター」というアプリは一体、何をするものか。
これは、以前は「Ubuntuソフトウェア」と呼ばれていたもので、最近になって(Ubuntu23.10のバージョンから)、それに代わって提供されるようになったものです。ただし、パッケージの名称はどちらも「snap-store」です。その役割は、「基本的には、Snapパッケージのインストールや更新のためのアプリケーション」とされています。
さてさて、その「アプリセンター」ですが、上記のとおり、起動してくれません。なので、Snapパッケージのアップデートができない状態のままでした。
ですが、今日(2025年4月19日)になって、対処法が見つかりました。
「Ubuntu日本語フォーラム」というWebサイトに対処策が紹介されていました。
その対処法は、
1 「設定」アプリ(歯車のアイコンのアプリ)を起動
2 左側に縦に並ぶ項目中、「アプリ」の項目をクリック
3 画面右側にアプリの一覧が並んでいるので、「アプリセンター」を選択
4 「権限」の欄で、「opengl」の設定をオフに切り替える
5 認証が求められるので、パスワードを入力
◆ 「アプリセンター」の設定画面
以上の作業手順を終えると、反応しないという症状が改善し、無事に「アプリセンター」が起動するようになりました。
無事に起動したアプリセンターの左下にある「管理」の項目をクリックすると出てくる画面で、「すべて更新」ボタンをクリックします。これによって、Snapパッケージである「Firefox」と「Thunderbird」のアップデートができました。
新たなシステムを使い始めるのは楽しいものです。いろいろと設定を済ませていくと、その度に、どんどんと使いやすくなっていく。その過程を楽しめます。
今回のこの記事は、UbuntuをインストールしたばかりのまさにそのPCで書いたものです。テキストエディタがいつものサクラエディタではなく、使い慣れないgeditなので、文章作成に少々難儀しました。
◆ Ubuntuインストール等の参考書
それでは、また次の記事で
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