Windowsを生んだビル・ゲイツとLinuxを生んだリーナス・トーバルズが初めて顔を合わせた歴史的写真
というのが、ネット上に公開されています。
https://gigazine.net/news/20250623-bill-gates-linus-tovalds-first-meeting/
ページ内の「2025年06月23日 11時00分」の表示は、ネット掲載日時のことでしょう。
同Webページの記事によると、その写真は、
1. ビジネス向けSNSのLinkedInに投稿された写真で、
2. 投稿主は、Microsoft AzureのCTO兼テクニカルフェローでエンジニアのマーク・ルシノビッチ氏
3. 同SNSへの写真投稿日は、2025年6月21日(土)
とされています。
そしてその写真には、男性4人が並んで1枚に収まっています。
中央の高齢男性2人は、確かにビル・ゲイツ氏とリーナス・トーバルズ氏です。
・・・ビル・ゲイツは若い頃とあまり変わっていませんが、リーナス・トーバルズは、私が知っている姿からすると、(失礼ながら)ずいぶんと老けられたように見えます。
WindowsもLinuxも、改めての説明もいらない、世界中の多くのコンピューター内で動いている、なくてはならないOSです。そして、ビル・ゲイツとリーナス・トーバルズは、いずれもその生みの親です。そのように、共にITの雄でありながら、これまで直接顔を合わせることがなかった、というのです。
もし、本当にそうならば、
つまり、今回、2人が本当に直接顔を合わせたのならば、
そして、その顔合わせが本当に初めてのものならば、
まさに”歴史的写真”です。
あのビルとリーナスが初めて対面したというのですから、これは決定的瞬間です。感動ものです。かたやプロプライエタリ、かたやオープンソースと、スタンスが両極にあるOSなので、両者、緊張関係にある間柄ですから。
けれども、この掲載情報、この写真、そのまま信じていいものでしょうか。
言うまでもなく、写真は、簡単に加工や生成ができます。
上記Webページ上には、元情報とされるURLまで掲載されているのですが、URLも偽装は可能です。
これが、例えば新聞紙上に掲載された写真ならば、ある程度の真実性が担保されています。それに対し、Web上の情報については、全くもってその担保がありません。決定的な相違ではなく、相対的なものに過ぎませんが。
特にネット情報については、その真偽を確認する必要がある、ということです。
”ビルとリーナスという両雄が初めて対面”、その決定的、歴史的な瞬間の貴重な写真を、素直に信じて、感動したいところではあります。けれども、果たしてその情報の真偽はどうなんでしょう。
ネット上の情報をうかつに信じてしまうと、偽情報だった場合に、痛い目に遭います。いったんは、疑ってかかることも、場合によっては必要です。
それではまた次の記事で。
goosyun