1 Ubuntu標準のテキストエディター
Ubuntu等のLinuxでテキストファイルを作成、編集するのに、テキストエディターを利用します。ブログ記事の作成でも、いつもお世話になるアプリです。
Ubuntu標準のテキストエディターは、長い間 gedit というものでしたが、Ubuntu22.10以降のバージョンでは、それが変更になったようです。ですから、私のPCに入っているUbuntu24.04LTSでも、従前とは変わり、geditではなくなりました。では、何というエディタになったかというと、それは、「GNOME Text Editor」というものです。
2 別物であることに気づかない
Ubuntuの標準テキストエディターが変更になったことは、恥ずかしながら、つい最近まで知りませんでした。Ubuntu22.04LTSのときに使っていたエディタと、なんか違うなぁと、うすうす感じられてはいたのですが。ただ、気づかないのも無理はない、という面もあります。それは、アプリ一覧に表示されるアプリ名が、どちらも同じ「テキストエディター」となっているからです。中味は違うのに、名前は同じ、これは紛らわしいでしょう。なお、標準ではなくなったとはいえ、今でもgeitはインストールが可能で、その場合、アプリ一覧には「テキストエディター」ではなく「gedit」と表示される、とのことです。
紛らわしいのがもう一つ、アプリのアイコンがかなり似通っています。よく見ると確かに別物ですが、デザインの変更に過ぎないというふうにも見えます。両方とも、メモ紙に鉛筆が一本の絵柄で、鉛筆の傾き具合は全く一緒です。
3 GUIとCLI
geditも、それから GNOME Text Editorも、GUI(グラフィカルユーザーインターフェース)エディターです。Ubuntuには、一方でCLI(コマンドラインユーザーインターフェース)エディターというのもあって、Vim や Emacs それから nano がそれに当たります。GUIエディターはマウス操作が可能なのに対し、CLIエディターはもっぱらキーボードで操作し、ターミナル上で起動します。
私の場合はGUIエディターで十分で、CLIエディターを使うことはないだろうと思っていました。が、最近、テキスト操作を頻繁にするようになってから、nanoが手軽で便利と思えるようになりました。ターミナルに「nano」と打ち込むだけで起動しますから。nanoは、画面下部に操作方法が表示されているから、素人向けです。
なお、最近、Microsoftから、「Edit」というオープンソースのCLIテキストエディターも出され、興味があります。Editは個性がないのが個性、…らしいです。
Vimについては操作の独自色が強すぎて、今さら習得しようという気にはなれません(個人的見解)。プログラマー、開発者らからは、熱烈に愛されているCLIエディタですが。
それでは、また次の記事で。
goosyun